2020年度 第56回 受賞作品
全共連福岡県本部運営委員会会長賞
わたしたちのとくいりょうり
私立 明治学園小学校1年のうみ にな
「きょう、なにつくろう。」
 このことばは、とくべつなじかんのスタートのあいずです。
 まずは、いちばにいきます。ちゅう文はわたしがします。おにくやさんでひきにくをかったら、つぎはやおやさんです。人がいっぱいなので、こえをかけてもなかなか気づいてもらえません。こえがとどくと、大人になった気がします。キャベツは大きくておもいけれど、がんばってじぶんでもちます。いえにつくころには、あせびっしょりです。
 おかあさんがキャベツをきっているあいだ、わたしはひきにくをしょうゆやしおとまぜます。はじめはこぼしていましたが、いまでは上手にすりきり一ぱいをはかれるようになりました。
 たねができたら、つつんでいきます。まずはんぶんにおって、つぎにりょうはしをあわせると、まるできものをきているように見えます。つつみながら学校のことをはなすと、おかあさんのかおがくるくるかわってとてもおもしろいです。きれいにきものをきたぎょうざたちは、きちんとならんでわたしたちのことを見上げています。
 ジューといってゆげがもわっとあがればできあがりです。二人のじかんをぎゅっとつつみこんだぎょうざは、わたしたちのとくべつなとくいりょうりです。